無知

僕は22年間生きてきた。
僕が僕という存在を自覚しだしてから恐らく10年は過ぎた。
僕がこの世界というものをおぼろげながら認識して約5年が過ぎた。


最近蕎麦湯の使用方法を知った・・・・・・。


そば湯（の使用方法）を知らない大学生は一人そば屋でそば湯に驚く。

そば屋に一緒に行った友人たちは気を使ってくれているのだが、彼らの「どうしたものか？」という表情を僕は見逃しはしなかった。


僕はちょっぴり切なくなった。

そしてこれまで通り出されたそば湯には手を触れなかった。それは強がりではない。本当に僕にはそば
湯は必要ないんだ・・・、本当に。そんな僕はそば湯の使用方法を知らないままで良かったんだ。

こうやって人は自分の“生”と切り離された情報に埋もれていくのかと思った。だから僕は切なくなった。


ってか、塩分過多だよ！
（↑負け惜しみ）