怪奇現象

2001年8月30日


せっかく夏なんだから、怪談の一つや二つしておいても損はない。


ボクの家の近くには(と言っても、車で20分くらいの距離にあるのだが)、それはそれは有名な心霊スポットがあって、深夜ともなれば怖いものみたさの車でごった返す。

でも幸か不幸か、ボクには霊感とかいうモノが全くないので、生まれてこのかた、そのような現象に出会ったことがない。もちろん、前述の心霊スポットに行っても何もボクは感じないし、何も見えない。


ガーン、そしたらネタないじゃん・・・・・・。


なんとかして、ネタをひねり出そうと考えてみると、あるじゃないですか。別にひねり出す必要もなく、凄く身近に、いまこう触れているマイコンピューターに。

いきなり結論から話すと、ボクのコンピューターはボクが寝ている間に電源が入る。正確には、ボクが真夜中にうっすらと目を覚ますと、突然「ピピッ! ブゥ〜ン!!」と電源が入る。ボクのパソコンは起動する時に電子音がするし、何よりファンの音がやかましいので、どんなに寝ぼけていても「あ、パソコンの電源が入った」ということに気が付く。

ボクが実は夢遊病で、知らない間にパソコンの電源を入れているとは考えたくないので、自動的に電源が入っているはずだ、と思い込むことにする(笑)。

ボクが夢遊病だったらそれはそれで面白いのだが、ボクが布団にくるまってボンヤリしているときに電源が入るのだから、間違いなくボクが電源を入れているわけではないんだ、ウンウン。


SUGOI,KAIKIGENSYOUDA!!!!


というように簡単には問屋が卸さない。残念ながらボクの中でこの現象は怪奇現象に位置付けられていない。不思議な現象ではあるんだけど、怪奇現象とは言えないんだ。


これが怪奇現象だと驚くことが出来ない僕にボクは残念だ。ボクの家の近くには長距離無線を有したトラックがよく疾走している。長距離無線の周波数が家電製品かなんかに干渉して自動的に電源が入るのは良く知られた話だ。しかもボクのパソコンには使いもしないLANで起動ができる仕様になっている。なおのことその可能性が高い。


電源が入る前に起きてしまっているというのも、それだったら説明がつく。トラックのエンジン音とかで目が覚めてしまったと考えればいいのだから。


ボクが幽霊とかを見ることが出来ないのは、こうしたことが原因なのだろうかとフト考える。もし仮にトラックの長距離無線が原因ではなかっとしても、僕はボクのなかで非常にツマラナイ結論を出してしまっているのだから、ワザワザ真相を解き明かそうという気にはなれない。


こたえが既に分かってしまっていることをホジクりかえす趣味は僕にはないらしい。


BGM 静止 by 楊乃文

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